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2017年8月7日にJPX日経インデックス400およびJPX日経中小型株指数の入れ替えが発表された。
ニュースでまれに耳にすることがあるだろう「構成銘柄の入れ替え」は、株や投資信託の取引きをされる方には是非知っておいて頂きたいイベントである。
株の世界では「指数」と言われる指標がいくつかあります。代表的なものですと以下です。ニュースや新聞で聞きなれたものもあるのではないでしょうか?
これらは複数の銘柄の株価をそれぞれの指数での定義に合わせて計算し、相場の状況を見るために数値化したものです。
数値化の方法はそれぞれの指数ごとに異なります。一つの例として日経平均株価(日経225を見てみましょう。これは何となく想像が付くかと思いますが、225個の銘柄の株価を抽出して平均化した数値です。
2016年12月21日にて、東証の一部上場企業数は2,000社になりました。(Source:http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10910160Q6A221C1DTA000/)これ以前も一部上場企業数は1,000社を超える規模でした。これだけの数が集まると、一部上場とは言え、銘柄によって流動性の大きいものもあれば、小さいものも出てきます。これら様々な上場企業の中から、日経新聞社が225社を選び、独自の計算を行っています。
東京証券取引所の第 1 部上場 銘柄から市場流動性の高い銘柄を中心にセクター(業種)間のバランスに配慮して選定した 225 銘柄の平均株価です。
日経新聞社
つまり、母集団の中から指数算出となる対象を抽出する過程があるわけです。こうして抽出された銘柄のことを「構成銘柄」と呼びます。日経平均の場合は「構成銘柄」が225社あるということです。
冒頭のJPX400の場合ですと、「構成銘柄」数は400社。また、アメリカのニューヨークダウ工業株30種平均株価ですと30社となっています。
上記で挙げたように各指数には「構成銘柄」があります。ただ、この銘柄は不変かというとそうではありません。
先に挙げた日経平均株価の場合、年に1度、日経新聞社が見直しを行い、毎年10月始め頃に入れ替えを実施します。事前に入れ替え銘柄の発表がありますが、発表日は定まっていません。例年の傾向としては9月上旬に発表、10月始めに入れ替え実施、という流れとなっています。
さて、こうした指数は投資信託によく活用されています。投資信託ではアクティブファンドとインデックスファンドと大きく2種類に大別されますが、インデックスファンドは特定の指数に連動するよう設計されています。つまり、日経平均株価を対象とするインデックスファンドがあった場合、そのファンドは日経平均株価の構成銘柄225社の株を保有すれば日経平均株価に連動するファンドとなります。
このように、ある指数の構成銘柄になると、投資信託などの機関に購入されるため入れ替え時期に買いが入りやすくなり、株価の押し上げ要因となるのです。このため、
という図式が成り立つため、次に構成銘柄に採用される銘柄を予測して予めご自分のポートフォリオに組み込む、というのもテクニックの1つとなります。
決算でもないのに、ある日急に持ち株の株価が上昇することがありました。東証2部に上場したいた銘柄の一部上場報道があったためでした。
一部に上場すると東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄になるため、機関投資家からの買いが想定されるため、上場に先んじて個人投資家が買いに走ったため、株価が一気に上昇したのです。
以来、一部昇格期待のある銘柄を持つようにはしていますが、これがなかなか思った通りのタイミングで上場してくれません。また一部昇格が決まった後、なぜか下がり始める銘柄まであり、一筋縄ではいきません。これだから株は楽しいですね。